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執筆者の写真EMI KADOI

フィルムとデジタル

更新日:2019年6月27日


私が愛用しているレンズは現在も発売されていますが、もともとはフィルム用です。

高解像度の大きなデジタルカメラを使っているので、わざわざフィルム用のレンズを使うのはどうかと思うのですが、フィルムの、やわらかい質感表現がとにかく好みなのです。


花の盛りに向かってエネルギーを放ち、静かにその役割を終えていく儚い時間を捉えるにはフィルムレンズの質感が表現しやすいと思っています。


フィルムカメラもいくつか持っていて、時々フィルムで撮影もするのですが、

今は、撮ってすぐに確認できるデジタルカメラのほうが今の私には時間感覚としては合っています。


フィルム写真はフィルムそのものに特徴があるので、選んだフィルムと撮影条件の掛け合わせで作品になっていきます。

プリントで調整がある程度調整ができますが、撮影時の設定がほぼ表現のすべてです。


一方、デジタル写真は撮影したデータそのままでは作品にはならないと言われます。

どのようにでも設定が可能なデジタルは、

撮影後に編集を加えることによって表現が完成します。


私はこの撮影後の編集があまり得意ではなく、好きな工程ではありません。


フィルム写真のように、撮影時にすべて設定するほうが好みです。

デジタルで撮影した後は明るさを少し調整する程度です。

編集していろいろ手を加えることには興味がわかないからです。

編集が下手なのかもしれませんが、撮ったままの写真ほうが美しいと感じます。


花の撮影するときは、被写体の色や環境に合わせてホワイトバランスで色を設定し、1枚撮って確認して調整を加えています。

どんなフィルムを使うか、ということを撮影時にカメラ内で設定しているような感じです。

ちょっと時間がかかりますが、後工程がほとんどありません。


ということで、フィルムとデジタルのいいとこどりをしています。

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