インスタントカメラが再燃していますが、
鎌倉でインスタントカメラをいろいろ試せる、という楽しいワークショップが開催され参加してきました。
発売されたばかりの富士フィルムの チェキ instax mini LiPlayがありました。
これまでとは違うフォルムで、おしゃれでかわいい見た目です。
カメラですがプリンタでもあり、スマホで撮影した写真もプリントできるという便利な1台。
チェキ用のプリンタを買おうかどうか迷っていたのですが、これが1台あれば完結です。
今回のチェキは、写真にQRコードを付けることができます。
そこに記録されるのは音声。
結婚式の披露宴、2次会、送別会などで参加者の顔写真に音声をつけたチェキを送ることができます。
使い方次第で印象的な演出になりそうです。
1台持っていると便利そうです。
そして。
私が狙っていたのがMintの InstantKon RF70。
レトロカメラとのコラボで本格的なデザインのインスタントカメラを作っている香港のカメラメーカーが昨年、新しく発売したもの。
日本では近日発売になるようです。
インスタントカメラなのにフルマニュアル機能の本格派。
ドイツのツァイス・イコン社が1929年に発売 した 「世界初のスプリングカメラ(俗称:蛇腹カメラ)」と呼ばれているカメラ「イコンタ(Ikonta)」 からインスパイアされています。
このカメラも蛇腹式です。
1929年のカメラと言えば、今の構造とかなり違います。このカメラも当時の機能を搭載していてファインダーが2つあります。構図を見る上の窓とフォーカスを確認する下の窓。
慣れるまでは少し大変ですが、機械オンチの私でも頑張って使いこなしたいと思える魅力が詰まったカメラです。
何が良いかといいますと、インスタントフィルムがワイドサイズであるということ。
そのワイドサイズが存分に楽しめる描写力がこのカメラにはあるのです。
レンズが本格的でフルマニュアルなため、表現したい方向に表現できる、という満足感があります。
私の好きなボケ味も楽しめるのです。
昨年、香港を旅行した際、友達と一緒にMINTの本社を訪ね、当時、開発中だったこのカメラで試し撮りをさせていただきました。
香港のビルの屋上で、モノクロ撮影をしたのですが、質感やディテールの表現にフィルムっぽさがあり、ポラの独特のぬめり感が重なってストレートに私の好みでした。
以来、恋い焦がれています。
今回のワークショップにはLomographyのインスタントカメラも多数あってお試しができました。
ロモのカメラはトイカメラならではの楽しさが詰まっています。作品づくりにも十分なクオリティもあり、使いこなせるととても面白い表現ができます。
簡単に使えるようで、作品となると経験値とアイデアが必要なのもロモの特徴。
いつか挑戦してみたいカメラです。
ワークショップでは、同じ被写体をそれぞれのロモカメラで撮影した作品を見せていただいて、個々の特徴を知ることができました。
あいにくのお天気でしたが、ワークショップが開催された時間だけは雨が上がり、
好きなカメラを手に、鎌倉をフォトウォークしました。
私はRF70を肩にかけ、ご機嫌で花の写真に挑戦しました。
今回の成果です。
スキャンしたので、ちょっとだけ印象が変わっていますが、左上の紫陽花はディテールがとても美しいです。
RF70は広角が広いので、ストリート写真やポートレートも良さそうです。
次回は街写真を撮ってみたいですね。
私には、インスタントフィルムを組み写真にして額装にた作品を集めた個展を開催してみたい、という淡い夢があります。
RF70だったらボティが軽く、蛇腹を畳むとスリムになるし、
私の重厚なNIKON D810と一緒に持って歩いても身体に負担がありません。
何よりデジタルカメラとは違うアプローチができるので、夢に近づけそうです。
欲しいものリストが増えて困る1日となりました。
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