top of page
執筆者の写真EMI KADOI

情熱と哲学のクリエイティビティ~シャネル展


現在、東京・天王洲で開催中のシャネルのイベント、マドモアゼル プリヴェ展に行ってきました。


ガブリエル シャネルのファッションに対する哲学を感じられるイベントです。

会場はシャネルの基本カラー、白、黒、赤、ベージュ、ゴールドをテーマにブースが分かれています。

最初は白。


ハイエンドブランドのイベントのうれしいところは、写真撮影OKなところ。

大きなカメラで撮っていても何にも言われません。


展示が美しすぎます。

ライティングもさすがで、写真を撮っていて楽しいです。

さすがシャネルです。


ランウェイを歩いた実際のコレクション。

緻密な手仕事が圧倒的な美しさを放ちます。

芸術の域です。


その昔、黒は喪の色であり、使用人が着る色でした。

それをシャネルは直線的なラインの着心地のよいリトルブラックドレスを発表し、それまでの黒のドレスのイメージを一変させました。

シャネルは圧倒的な美的センスと女性を解放するという熱意で、常識を変えていった開拓者です。

その熱意とは裏腹に、デザインはとてもエレガントで品が良く繊細です。


シャネルの赤は大人っぽっく、落ち着きがありますが情熱的でもあります。

女性であることが誇らしく、着飾ることに躊躇なく喜びを与えてくれる色です。

表面に縫い付けれらたビーズなどの小さな装飾がうっとりするほど繊細です。


うっとりするような世界観です。

一切の妥協のない表現。

それをやり遂げるエネルギーに脱帽します。


哲学をもってそれを貫き通すということは

自分の中から湧き上がるエネルギーをキープすること。

でないとクリエイティビティは失速します。

始めたときの情熱をいつまで保ち続けることができるか。

時代の変化に柔軟でありつつ、流されない。

それが天才の秘訣だと思いました。


シャネル マドモワゼル プリヴェ展

12月1日まで。

11:00-20:00

閲覧数:9回0件のコメント

Comments


bottom of page